菅谷たたら山内「高殿は今」第二弾

村下座に床板が張られました。ほとんどの板材は当初のもの
を再利用しています。

内壁に使われる粗朶(そだ)
樹種はカシ、クリ、クロモジュなどで曲りの少ないものを
使います。

割竹を組んだ村下座の内壁

たたら炉上部の垂れ壁部
内壁には割竹に棕櫚縄(しゅろなわ)が巻いてあり、塗った
粘土が落下しないよう工夫がされています。

高殿西側外壁の粗朶小舞(そだこまい)
通常は割竹が使われますが古い建物には粗朶(そだ)が使われ
ています。

炭坂座の内壁も竹小舞(たけこまい)となっていました。

高殿入口南側の外壁
小舞(こまい)を和釘で止め、その材に粗朶を棕櫚縄(しゅろなわ)
で編んで固定します。
次回は壁塗りの様子をご紹介します。